
きじんPTです!
この記事は、「雇われずに月1万円稼ぎたいけど、自費(保険外)は未経験で、自分に売れるものなんてないと思っている理学療法士」に向けて書いています。
読み終える頃には、自分の経験の中から「これは商品になるかもしれない」と思えるリストが、手元にできているはずです。
結論から言います。
あなたの商品は、もうあなたの中にあります。
足りないのは、それを見つけて書き出す作業だけです。
先に断っておくと、これから話す内容は、目新しい理論ではありません。
マーケティングの本を開けば、だいたい似たようなことが書いてあります。
バリュープロポジション、USP、顧客ニーズが先。
ビジネス書ではわりと王道の話です。
ただ、それを理学療法士・治療家という立場で実際にやってみた人の解説は、あまり見かけない気がします。
僕よりもはるかに結果を出している方々がいるなか、このような記事を書くのは恐縮ですが、精一杯書かせて頂きました。
本に書いてある内容を、いざ自分の仕事に当てはめようとすると、意外とつまずくポイントがたくさんあるからです。
だから今回は、本に書いてあることを、実際に理学療法士として実践してきた目線で、できるだけ分かりやすくかみ砕いてお伝えします。
「自分には何もないだろう」
「自分には無理だろう」
病院で働きながら、そんなふうに思ったことはありませんか。
僕自身、そう思っていた一人です。
副業や開業という言葉を聞くたびに、頭のどこかで
「でも自分には売れるものなんてない」
と決めつけていました。
特別なスキルがあるわけでもない、人脈があるわけでもない、ただの理学療法士。
強いて言うなら、飲み会で「その筋肉痛、たぶん梨状筋ですね」とか言って地味に空気を凍らせるくらいの能力です。

そう思っていました。笑
しかも僕は、病院での保険診療しかやったことがありませんでした。
自費でお金をいただくなんて未経験。
「保険点数のついていないサービスに、本当にお金を払ってくれる人なんているのか」
というのが、正直な最初の感覚でした。
でも、ある時気づいたんです。
体のこと、勉強してますよね?
失礼な言い方になるかもしれませんが、正直に言います。
その辺のマッサージ屋さんより、あなたの方が体のことを知っています。
解剖学も、運動学も、病態も、国家資格を取るために何年もかけて叩き込んできたはずです。
マッサージ屋さん、ごめんなさい笑。
でも本当にそう思うんです。
それなのに、その価値がお客様に伝わっていない。
伝える場所すら持っていない。
だから
「自分には価値がない」
と錯覚してしまう。
これ、めちゃくちゃもったいないと思うんです。
僕は今、自分の自費の整体院を持っています。
最初からうまくいっていたわけではありません。
「理学療法士の知識を活かして何かやりたい」という気持ちだけはあったのに、何を売ればいいのか、何が自分の商品になるのか、全く分からない時期がありました。
セミナーに行っても、本を読んでも、書いてあるのは「好きなことを仕事にしよう」「あなたの強みを見つけよう」ばかり。
でも、いざ自分のこととなると、強みなんて何も見えてきませんでした。
あの頃の自分に会えるなら、肩を叩いて「大丈夫、ちゃんとあるから」と言ってやりたいです。
今振り返ると、当たり前です。
自分の中を漠然と眺めていても、商品は見えてきません。
必要なのは、思いつきで考えることではなく、決まった手順で「棚卸し」をすることでした。
今回のテーマは、理学療法士の資格を持つあなたが「自分の商品」を見つける作業です。
3回に分けて、実際に手を動かしながら一緒に考えていきます。
読んで終わりにせず、ぜひ手元にノートかスマホのメモを用意して、一緒に手を動かしてみてください。
一つだけ、先にお伝えしておきたいことがあります。
この3回で目指すのは、いきなり完璧な事業プランを組み立てることではありません。
あくまで「自分には、こういう価値を提供できるかもしれない」という種を見つけることです。
種さえ見つかれば、育て方はあとから何とでもなります。
まずは種探しから、気楽に始めましょう。
まずは「何を売るか」を決めよう

結論、集客より先に「何を売るか」を決めるのが先です。
副業や開業を考えたとき、多くの人がいきなり「集客」や「SNS」に目を向けます。
でも、その前にやることがあります。
そもそも、あなたは何を売るのか。
これが決まっていないまま集客だけ頑張っても、空回りするだけです。
フォロワーだけ増えて商品がない状態、想像するとちょっと笑えますよね。
まず「あなたという商品」が相手のニーズを完全に満たせる状態、つまり「バリュープロポジション」を作ることが先です。
バリュープロポジションとは、「相手が求めていて、自分にしか提供できない価値」のこと。
言葉にすると難しく聞こえますが、要は「誰に」「何を」売るのかを、自分の中ではっきりさせる作業です。
「誰に」が曖昧なまま「何を」だけ決めても、相手に響きません。
逆に「誰に」だけ決まっていても、「何を」が曖昧なら、相手はお金を払う理由が分かりません。
両方が揃って、初めて商品と呼べるものになります。
ここで一つ、勘違いしやすいポイントがあります。
いい商品と売れる商品はちがう

結論、自分が良いと思うことと、売れることはイコールではありません。
商品の良し悪しを判断できるのは、あくまで顧客だけです。
当たり前のことですが、実際にその商品を買って使った人でないと、良し悪しは判断できません。
作り手や売り手が自分で判断することは、そもそも不可能なんです。
顧客のニーズを無視している商品は、どれだけ自分がこだわって作っても、売れる商品にはなりません。
逆に言えば、あなたが「これくらい当たり前」と思っている知識や技術こそ、悩んでいる誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいものだったりします。
僕自身、これで一度失敗しています。
以前、オーダーメイドのインソールを作って「腰痛を治す」というコンセプトで売ろうとしたことがありました。
自分の中では自信作でした。
かなり自信満々だったんです笑。
家族にまで「これ絶対売れるよ」と自慢していました。
でも、思うように売れませんでした。
余った試作品は、いまだに僕の物置で第二の人生を静かに過ごしています。
実際にインソールだけで生計をたてられている治療院は本当に全国でも数えるほどですね。
後から気づいたのは、そもそも「腰痛をインソールで治したい」というニーズ自体が、想定していたほど強くなかったということです。
良い商品を作ることと、求められている商品を作ることは、別の話なんです。
今思い出しても、ちょっと恥ずかしい失敗談です。
顧客が本当は何に困っているのか。
そこを飛ばして「自分が良いと思うもの」を先に作ってしまうと、どんなに技術を詰め込んでも空回りします。
あなたの商品作りも、ここを最初のチェックポイントにしてください。
自費は未経験でも大丈夫

結論、自費が未経験でも問題ありません。
悩みが深ければ、人はちゃんとお金を払います。
「保険点数のついていないサービスに、お金を払ってくれる人なんているのか」という不安は、僕も最初はずっと持っていました。
でも考えてみてください。
美容院、整体、パーソナルジム、エステ。
世の中には、保険が一切きかないのに、みんな自分の財布からお金を払っているサービスがたくさんあります。
みんな、悩みが深ければ、ちゃんと自費でお金を払っているんです。
理学療法士のあなたは、そこに専門知識を乗せられます。
これは弱みではなく、むしろ強みです。
美容院やジムのトレーナーが持っていない、解剖学や病態への理解を、あなたはすでに持っています。
自費は未経験でも、体の専門家としての土台はもうできているんです。
課題:経験を50個書き出そう

結論、まずは経験を最低50個、書き出してください。
理屈だけ読んで終わりにしないでください。
ここからは、実際に手を動かす番です。
自分の商品を見つけるための第一歩は、これまでの自分の歴史を振り返り、書き出すことです。
ポイントは、絞らずにとにかく多く書き出すこと。
目安は最低でも50個です。
例えば
- 理学療法士として、これまでどんな患者さん・症状に関わってきましたか
- 得意な評価、得意な施術、得意な部位はありますか
- 資格や研修、勉強してきた分野は何ですか
- 自分の性格の中で、仕事に活きていると思う部分はどこですか
- 逆に、苦労した経験・失敗した経験で、後から誰かの役に立ちそうなものはありますか
- これまで患者さんから「ありがとう」「助かった」と言われた場面を、具体的に思い出せますか
- 家族や身近な人から相談された「体の悩み」はありますか
- 病院という枠の中では活かしきれていない知識や技術はありますか
良いことも、悪いことも、メリットもデメリットも、全部書き出してください。
経験は全て商品になり得ます。
そこからは、次回以降です。
途中で手が止まったら、「昨日、患者さんとどんな会話をしたか」を思い出してみてください。
何気ない会話の中に、その人が本当に困っていたことのヒントが隠れています。
今日の外来、昨日の担当患者、先週の悩み相談。
直近の記憶から辿っていくと、案外するすると出てきます。
50個と聞くと多く感じるかもしれませんが、実際にやってみると、最初の10個より、30個を超えたあたりから出てくる経験の方が面白いものだったりします。
忘れていた出来事、当たり前すぎて数に入れていなかった経験。
そこにこそ、あなたにしか書けないものが眠っています。
書き出す作業を面倒だと感じる人もいるかもしれません。
正直、僕も最初はめんどくさがってました笑。
「あとでやろう」と3日放置して、4日目に「あれ、なんの記事書くんだっけ」ってなったタイプの人間です。
心当たりがある人、握手しましょう。
でも、この作業を飛ばして商品作りに進む人は、たいてい途中で「結局、自分は何を売りたいんだっけ」と迷子になります。
遠回りに見えて、これが一番の近道です。
思ったより時間がかかるかもしれません。
1日で終わらせようとせず、数日かけてスマホのメモに少しずつ書き足していくくらいでちょうどいいです。
お風呂の中でふと思い出したこと、寝る前に浮かんだ患者さんとの会話。
そんな断片も、遠慮なく書き足していってください。
まずは50個、埋めてみてください。
次回は、この中から「売れる商品」に絞り込む作業をやっていきます。
まとめ

あなたの商品は、もうあなたの中にある。足りないのは見つけて書き出す作業だけ
集客より先に「何を売るか」を決める
良い商品と売れる商品はちがう。判断できるのは顧客だけ
自費が未経験でも大丈夫。悩みが深ければ人はちゃんとお金を払う
課題:これまでの経験を最低50個書き出す
では!!!

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