〇〇を選ぶと失敗します。理学療法士のあなたの経験を「売れる商品」に絞り込む方法 中級

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この記事は、前編で経験を50個書き出した、自費(保険外)未経験の理学療法士に向けて書いています。

前回の記事はこちらなのでこちら読んでいない方はこちらを先に!

https://rigakuumi.com/病院給料だけじゃ不安な理学療法士へ%E3%80%82あなたの/

読み終える頃には、リストの中から「売れそうな商品の」が絞り込めているはずです。

前編と同じく、ここで話す考え方はビジネス書に載っている王道の話です。

それを理学療法士として実際にやってみた立場から、かみ砕いて解説していきます。

結論から言います。

商品を選ぶ基準は「好きかどうか」ではなく「誰かの悩みを解決できるかどうか」

です。

ここを間違えると、せっかく書き出したリストが宝の持ち腐れになります。

前回、理学療法士としての経験を最低50個書き出す、という課題を出しました。

「自分には何もないと思っていたのに、書き出したら意外と出てきた」

そう感じた方も多いんじゃないでしょうか。

まだ50個に届いていない方も、焦らなくて大丈夫です。

僕も最初は37個でストップして、「もう十分でしょ」と自分に言い聞かせていました。

今回の絞り込み作業をやりながら、追加で思い出すこともよくあります。

数が完璧に揃っていなくても、今手元にあるリストで進めてみてください。

今回は、その書き出したリストを、実際に「売れる商品」の種に絞り込んでいく作業です。

正直に言うと、僕は最初、この絞り込みの段階でつまずきました。

書き出したリストを眺めて、「これは好きだから」「これは得意だから」という理由だけで、直感的にいくつか丸をつけていたんです。

完全に自己満足でした笑。

一人で「これは天才的な組み合わせだ」とニヤニヤしていたのを、当時の自分に見られたら止めたいです。

その基準で選んだ商品は、結局うまくいきませんでした。

理由は単純で、「自分が好き」という軸と「相手が欲しいと思う」という軸は、まったく別のものだったからです。

「好きなことを仕事にする」という言葉は、聞こえはいいですが、順番を間違えると危険です。

好きなことを先に決めて、そこに無理やり顧客を当てはめようとすると、そもそも困っている人が少ない分野で戦うことになりかねません。

僕らのようにセミナーや勉強会に行くと、講師の先生方はよくこう言います。

「自分の得意分野で、需要のあるところを狙え」。

順番は、需要が先、得意が後です。

この順番を逆にしてしまう人が本当に多いんです。

結論、「好き・得意・やりたい」=「売れる」ではありません。

最優先すべきは、ターゲットの悩みの解消や問題の解決です。

商品を考えるとき、「自分の好きなこと」「得意なこと」「やりたいこと」をベースに発想しがちです。

でも、これも少し危険な発想です。

もちろん、「嫌い・苦手・やりたくないこと」で商品を作っても続きません。

だから、「嫌いじゃない、まあまあできる」くらいの温度感で、自分の強みを出していくのがちょうどいいバランスです。

「好き」を主役にせず、「まあまあできる」を土台にする。

これくらいの温度感の方が、実は長く続きます。

好きなことを仕事にすると、うまくいかなかったときに「好きなことすら否定された」ような気持ちになって、心が折れやすいんです。

逆に「まあまあできる」くらいの距離感なら、うまくいかない結果も「やり方の問題」として、冷静に見直しやすくなります。

結論、リストの各項目に「誰の、どんな悩みを解決できるか」を書き足して、絞り込んでください。

前回書き出した50個のリストを、一つずつ見直してください。

基準にするのは「自分が好きかどうか」ではなく、「これは誰かの悩みを解決できるか」です。

やり方はシンプルです。

1. リストの項目を一つずつ見て、「これで誰の、どんな悩みが解決できるか」を横に書き足す

2. 悩み解決につながりそうな項目に印をつける

3. 印がついた項目の中から、「嫌いじゃない、まあまあできる」ものだけ残す

あなたが病院やサロンで、日々どれくらいの頻度でその悩みに出会うか、という肌感覚で十分です。

頻繁に出会う悩みほど、それだけ困っている人が多いというサインです。

ここで、もう一つ意識してほしいことがあります。

「悩みの深さ」です。

困っている人の数が多くても、悩みが軽ければ、人はわざわざお金を払ってまで解決しようとしません。

逆に、対象は少なくても、悩みが深ければ、その人は解決のためにお金を払ってでも動きます。

例えば

「なんとなく姿勢が気になる」という悩みは軽いので、後回しにされがちです。

一方で「痛みで仕事に支障が出ている」「このままだと大好きなスポーツを続けられない」という悩みは深く、行動につながりやすい。

同じ「姿勢・体の悩み」というくくりでも、表現の仕方や切り取り方次第で、悩みの深さは変わって見えます。

あなたのリストの中に、深い悩みに直結しそうな経験がないか、あらためて見直してみてください。

もう一つ、絞り込みのときに見落としがちな視点があります。

「その悩みを解決してくれる場所を、その人はすでに知っているか」

です。

世の中に解決策がまったく知られていない悩みより、「解決策はなんとなく知っているけど、良い提供者に出会えていない」という悩みの方が、実はビジネスにはしやすいです。

ゼロから知ってもらう必要がなく、「その中でなぜあなたを選ぶか」だけに集中できるからです。

整体、リハビリ、姿勢改善という言葉は、すでに世の中に広く知られています。

だからこそ、あなたが選ばれる理由を作ることに集中すればいいんです。

無理して「好きなこと」に寄せなくて大丈夫です。

逆に、「これは正直苦手だな」というものは、悩み解決につながりそうでも一旦外してください。

続かなくなるからです。

例えば、僕のリストの中に「猫背で悩む30代デスクワーカーの評価をたくさんやってきた」という項目がありました。

これ自体は「好き」でも「嫌い」でもなく、ただの日常業務でした。

でも横に「誰のどんな悩みを解決できるか」を書き足してみると、「長時間座り仕事の人の、肩こり・腰痛・姿勢崩れ」という悩みにはっきり結びつきました。

しかも、僕はそれを日常的に「まあまあできる」レベルでこなしていた。

これが、好き嫌いの感情を抜きにして「商品の種」として残る項目です。

このように、感情のフィルターを外して淡々と仕分けていくと、自分では気づかなかった需要と得意の重なりが見えてきます。

このステップを終える頃には、50個のリストが、数個の「商品の種」に絞られているはずです。

絞り込んだ項目は、次回まで手元に残しておいてください。

絞り込みが終わったら、一度その項目を声に出して読んでみてください。

「これは、誰かの本当に困っていることを解決できる」と自分で納得できるかどうか。

ここで少しでも違和感があれば、無理に確定させず、もう一段階見直しても構いません。

急いで決める必要はありません。

もし複数の項目が同じくらい良さそうに見えて選べない場合は、無理に一つに絞らなくて大丈夫です。

2〜3個残しておいて、次回以降の作業を進める中で自然に順位がついてくることもあります。

最初から正解を一つに決めようとしすぎると、かえって手が止まってしまいます。

逆に、書き出した50個の中から一つも印がつかなかった、という方もいるかもしれません。

焦らなくて大丈夫です笑。

僕も1回目にやったときは、印をつけたのが2個だけで、しばらく机の前で放心してました。

その場合は、視点を変えてみてください。

「自分がやってきたこと」ではなく「自分が困っていたときに、誰に助けられたか」を思い出してみるんです。

あなた自身が過去に悩んで、誰かの力を借りて解決した経験があれば、それは今度はあなたが誰かに提供できる側の経験に変わります。

自分が受け手だった経験は、意外と見落としがちな商品の種です。

次回は、この絞り込んだ種に独自性を持たせる方法と、それを実際に誰に見せて確かめるかをお話しします。

商品を選ぶ基準は「好きかどうか」ではなく「悩みを解決できるか」

好き・得意・やりたいをベースに作らない。「嫌いじゃない、まあまあできる」くらいでいい

課題:リストの各項目に「誰の、どんな悩みを解決できるか」を書き足して絞り込む

困っている人の数だけでなく、悩みの深さも一緒に見る

一人も丸がつかなくても、「自分が助けられた経験」から探せる

では!

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